一つ一つの毛穴に皮脂腺がついています。皮脂腺からは脂成分が分泌されます。この脂成分は毛穴から体表面に放出されて皮膚の表面に薄い皮脂膜を形成し、肌の乾燥を防ぐ働きをします。
皮脂腺で生成された脂成分は順調に体表面へと流れ出なければいけません。毛穴の中で詰まってしまうとそこで細菌が繁殖しやすくなります。毛穴の中で滞留した脂成分の中で細菌が繁殖している姿がニキビや吹き出物になって現れます。
皮膚の表面にはもともと細菌がたくさんいるので、ストレスや寝不足などで免疫力が低下したときは、細菌が繁殖しやすくなり、ニキビ、吹き出物ができやすくなります。
以上のメカニズムを考慮すると・・・
ニキビ、吹き出物を防止するには、毛穴内の脂成分が順調に流れ出ること、細菌が繁殖しないように強い免疫力を持つことの2点が重要ということになります。
ビタミンCはリンパ球の働きを高めて免疫力を増強しますので、ニキビ、吹き出物の予防に効果を発揮することはあるでしょう。しかし、脂成分が滞留しやすい体質であったり、深酒や睡眠不足、ストレス、過労、栄養バランス不良などで免疫力が極端に低下していたりするときは、「焼け石に水」かもしれません。
※女性は生理が毎月ある上に、女性ホルモンをつくらなければいけないので、男性と同じように仕事をすると栄養不足になります。
体に入った栄養は、最初に内臓に使われるので、お肌にくるのは後回しになります。