肌の教室

肌の回復

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素肌管理のエッセンス

加齢に伴う肌の衰えをカバーするには、肌の内側からの取り組みが最も手早いのです。次の6つの観点からのアプローチが必要です。

1.肌の内側の血流を増やす

肌の直下の毛細血管は、直系6ミクロンです。そこに直系8ミクロンの赤血球がグニャリと変形しながら流れています。変形能力を高めるほど、皮膚直下の血流は増え、血色は良くなり、美肌を維持し、回復させる能力は高まります。そのためには、青魚のEPA成分が役立ちます。

2.表皮細胞を生まれ変わらせる成長因子を補充する

皮膚の内側に新しい細胞が入り込むことが重要です。そのためには、プラセンタ注射の重要成分である表皮細胞成長因子が役立ちます。この点では、サプリメント原料のプラセンタは、注射用のヒト原料のプラセンタに匹敵すると言われています。

3.ターンオーバーの原料栄養素を補充する

細胞分裂する際は、細胞のDNAが2倍量になりますので、DNA原料が大量に必要になります。これが不足している人が多いのです。アデニン、グアニン、シトシン、チミンの4つ(併せてAGCT)がDNAの原料です。それらのDNAが発現するためには、ウラシルが必要です。それら5つを補充すると肌の回復が始まります。

4.肌のきめ細かさの元となるアミノ酸を摂取する

角質層はタンパク質でできています。そのタンパク質は20種類のアミノ酸の集合体ですが、ここに分子量が最小のアミノ酸であるグリシンが増えると肌質がきめが変わってきます。

5.肌のしっとり感のもととなるアミノ酸を摂取する

しっとり感の大元は細胞間脂質の一種であるセラミドです。セラミドは、アミノ酸の一種のセリンを原料とします。セリンを摂取することが、しっとり感の回復のキーになります。

6.蛋白同化作用を高める

肌のハリの大元は、皮下組織のヒアルロン酸です。この合成能力は蛋白同化作用と連動し、肌のハリと関係します。そのキーとなる栄養素が、アミノ酸の一種のアルギニンです。

まとめ

肌の内側から、素肌系栄養素を効率的に補給することが、加齢により高まる不安を解消してくれます。EPA、プラセンタ、AGCT(各種核酸)、グリシン、セリンは、まさに素肌系栄養素のキーワードです。

  • EPAは、青魚の脂肪成分です。赤血球の変形能力を高めて、皮下の血液の流れを増やすことにより、皮膚表面に栄養と酸素を豊富に送り届けます。肌の血色がよくなります。
  • アルギニンは、皮下組織の繊維芽細胞の活性を高めて、ヒアルロン酸、コラーゲンを増やし、肌に弾力とハリを与えます。
  • グリシンは、角質層をきめ細かくするアミノ酸です。このアミノ酸が体内に余る人ほど、肌質はきめ細かくなります。たくさん摂取すればするほど、肌質はきめ細かくなります。
  • セリンは、セラミドの原料です。肌のしっとり感の大元です。
  • プラセンタエキスは、血流中の幹細胞を皮下に送り込んで、表皮細胞に分化させるのを促します。表皮細胞の再生、リフレッシュの原動力成分です。
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